2016/04/29

極寒暴風ライド

今日は奈良の般若寺町〜大淀町〜野迫川村〜天川村〜行者還トンネル〜
上北山村〜川上村〜再び大淀町〜明日香村〜般若寺町と走ってきました。

走行距離:247.8km
高度:9,545m(STRAVA計測でトンネルだらけなので半分くらい?)

●出発〜野迫川村
今日メインの目的が野迫川村で雲海を見る!
だったので、夜の1時過ぎに出発。
火打の交差点まで順当にたどり着き、暗黒の山道をヒルクライム。
成金バス停でも写真を撮るが、やはり暗黒。
落石や落ち葉、道路脇の崩落がいたるところに散りばめられているので丁寧に走る。
そうこうする内に日の出の時刻5:10分となり、少し遅れるものの雲海スポットに到着。
が、風が強くて雲海は見事に吹き飛ばされていた。

●山の空気は
外気温3度の強風が続く中で、
ユニクロAIRismに春秋ものの長袖と指切りグローブ
完全にウェアのチョイスをミスった。
どうやら前日に降った雪が山の空気を凍てつかせているようだった。

●昭和食堂
雲海スポットからすごすごと退散すると、
もう寒すぎて耐えられなかったのもあり、
この日6:30分から営業の昭和食堂さんへ駆け込む。
普段はガレージで青空食堂として営業されているのだが、
ありがたいことに今日は室内に切り替えての営業となった。

と、ここでカメラとマイクを持つ二人の男性がいることに気がつく。
いや、最初からめっちゃ目立ってたんですが、
どうやら雲海スポットを取材しに来たNHK奈良のクルーのようだった。
クルーの方も今日は雲海が現れず残念そうだったが、食堂オーナーへのインタビューや
お客さん同士の会話、料理の取材などで撮れ高を稼いでいた。

ちなみにこの日7時くらいの時点でお客さんは僕の他に
1組の夫婦、男女ペアの友達、
写真家の男性、バイクの男性
と、
我孫子武丸の小説ならとんでもない事件の幕開けとなりそうなキャスティングだった。
まあ、実際のところ事件は起こったんだけれども、
居合わせた全員の知恵と体力を結集して無事解決し、お礼に野迫川村特産の本ワサビ1本をいただいた。

お礼の本ワサビ

ここでは結局2時間半もの長居を決め込んでしまったので
他にもたくさんの出来事や、今はちょっと書けない事もあって楽しかった。
年間営業日は10日足らずと激レアな昭和食堂、
次はいつ行けるかな。

●天川村
昭和食堂を後にしたのが9時すぎ。自分の予定からは2時間以上ずれたが
楽しいひと時を満喫できたのでOKと言うことにしておこう。
室内で大勢の人といたので体も温まり、震えはすっかり治っていた。

外に出ると風は依然として冷たく、強く吹いていたが
時折雲の隙間から陽光が差し込むと、遠くの山並みがキラキラと輝いてみえて綺麗だった。
そんな風景を満喫しながら走っていると、あっという間に天川村へ到着。
ここでは補給に「いもぼた」という、お米と芋、それになんだろう。。。
めっちゃ田舎の味がするお焼きのようなものを食べた。

ここで膝の痛みが再発。
黒滝経由で下市〜大淀町へエスケープするか悩んだが、
せっかくここまで来たんだしと思い行者還トンネルへ向かうことにした。

●行者還トンネルへ
今年のGF吉野は逆周りなので、きっとこのルートを通るんだよなぁと思いながら走りつつ
川面へ目をやると透明度がめちゃくちゃ濃い
吉野川を始めて見たときも綺麗やなぁって思ったけれど段違い。
山の緑、岩肌の色、空の色、そこにある全てが濃密な水に含まれているようだった。
そしてこの辺りは釣りスポット、登山、ハイキングとアウトドアスポットして有名なのか、
本格的な装備の人がたくさん歩いて山を満喫していた。

しばらく登ったところで、一段と風も寒さも強くなり、
ふと山の上の方へ目をやると雪かぶってる!
しかもちょっとやそっとじゃなく、遠目に見てもはっきり白い帽子が見える。
今からそこへ行くんですけど!?
近くにつれどんどんハッキリと、疑念が確信へと変わっていきます。
体感気温は氷点下。冷凍庫の空気が乱気流となり前から横から殴りかかってきます。
すれ違う登山者の装備は皆真冬の装備でダウンジャケットまで着て完全防備。
方やうっすい春用ウェア。
外国人の方にはお前寒いだろ?みたいな事をジェスチャーでつっ込まれる始末。
さらにこの辺りでiPhoneで写真を撮ると同時に電圧低下で強制終了。
バッテリーにつなぎ直すも復帰する事はなく、
行者還ヒルクライムのログは取れませんでした。

何の為にここまで来たんや。。。(´・ω・` )

●行者還〜上北山村へ
行者還トンネル、噂では電球もなく、暗黒のトンネルでライト必須。
随分とおどろおどろしい場所のように伝え聞いていましたが
実際にはかなり大型のバスでも余裕で通れるような立派なトンネルがずどーん。
ここを抜けるとあとは一気にダウンヒルで上北山村へ。

●上北山村
今年は大台ヶ原ヒルクライムにエントリーするつもりなので
試走する気満々でここまで来ましたが、
寒さと暴風に膝も限界になっていたので今回は諦めました。
上北山村といえば、最近募集していた町おこし協力隊が決まり、
今まで休業していた道の駅のレストランが再開していました。
メニューはオーソドックスなうどん、カレー類でしたが
一部に鹿肉を使用したジビエ料理を取り入れるなど
今後に期待が持てそうな内容でした。
大台ヶ原における鹿の食害はかなり以前から問題になっていたので
これを機会に頭数制限した鹿をきっちり流通させられるといいなと思いました。
ちなみに奈良公園内の鹿も滅せよ食害がひどいので有名です。

●あとは帰るだけ
ここまで長々と走ってきましたが、時刻はなんとまだ13時前です。
家を出てからは12時間近く経っていますが。
そんなこんなで道の駅を後にし、ループ橋まで登るとあとは下って帰れるぜ!と思いきや
天気予報通りに風速4m強の向かい風が押し寄せてきました。
数字で4m強といってもあまりピンとこないかもしれませんが、
ゆるい下り坂なら、止まりそうなほどの風といえばお分かりいただけますでしょうか?
思いおこせば今日はずっと向かい風です。
どこを向いても向かい風。向いてる方向に向かってきます。
ほんの5、6kmの移動にもめちゃくちゃ時間がかかります。

思いおこせば天川村の分岐でなんで帰らんかったんや。。。
膝も不調やったし、極寒やったのに、、、
帰れるチャンスをみすみす逃した痛恨のミスです。

それでも何とか川上村を越え、大淀町を越えると
帰ってきたーーー!という実感が湧き、ものすごく安堵しました。

今回のライドは色々と反省点の多いものとなりましたが
様々な人、素晴らしい自然との出会いもあり
充実したものとなりました。

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